株主の権利
株式を保有する株主には以下の権利が与えられます。
- 株主総会において取締役(会社の経営者)を選定する権利
- 会社の利益を分配するように要求する権利
(配当)
- その他、会社の重要決定を認める権利(もちろん認めないこともできます)
- 会社を清算する権利(会社を潰す)
株主はこれらの権利を駆使して会社の利益を上げる為に、社長を代えたりすることを要求したりする事ができます。また、事業から得られた利益をたくさん配分するように求める事もできます。
例えば、非成長産業の会社に対しては内部留保(社内にお金を残して新しい設備投資に利用する)よりも配当として投資家に還元したほうが投資家にとってはあらたな現金活用ができますので、そちらのほうが有利でしょう。
株式保有のメリット
株式を保有することにより得られるメリットは以下の通りです
- 会社があげた利益の分配を受ける事が出来る(配当・インカムゲイン)
- 会社によっては、株主に対して自社商品やサービスを無料で利用できる(株主優待)
- 会社の業績が上がれば株価が上昇し売却益を得る事ができる(キャピタルゲイン)
- 企業活動に参加できる(自分の好きな企業を応援できる)
株式は「会社の所有権」という権利ですから、それを転売する事ができます。会社の業績が上昇していれば所有権の価値も上がるのでそれを転売する事で利益をあげる事ができます。これが一般に行われている株式投資です。
株式保有のデメリット
世の中、リターンがあれば必ず相応のリスクが生じます。投資をする上で正しくリスクを認識しておきましょう。フリーランチはこの世の中存在しません。
- 会社が利益を上げられなければ、配当を受ける事が出来ない
- 当然、以上のような状況では株価は下がり、売却損を被ることがある(キャピタルロス)
- 会社が倒産した場合、その株の価値は0になる。また、減資など株主責任を負わされる可能性がある。
会社が倒産する。もしくはその危険性が高い場合、株価は著しく減少します。逆にその危機を乗り切れるた場合は株価が急上昇する事もある。
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