複利という概念は資産運用において時間を見方にする
100万円を金利4%で資産運用ができるとき、運用資産が200万円になるのは何年後でしょうか?100÷4=25年でしょうか?
違います。答えは18年です。
100万円の4%なら、利息は4万円で200万円になるには(100万円の金利を得るには)、100万円÷4万円=25年という考えが一見正しそうに見えます。しかし、これは単利によるものの考え方です。1年目に得られる100万円の利息の4万円を使ってしまったら、こうなるのです。
しかし、利息として得られた4万円も翌年に運用したらどうなるでしょうか?
最初の年は100万円×4%=4万円の利益、翌年は104万円×4%=4.16万円、さらにその翌年は108.16万円×4%=4.3264万円というように、得られる利息の額が大きくなっていきます
これが「複利」なのです。複利では、運用資産による運用益がさらなる運用益を生み出していきます。ちなみに、さきほどの例でいえば、100万円を複利で運用し続けた場合
10年後:153.9万円
20年後:227.8万円
30年後:337.3万円
40年後:499.3万円
50年後:739.1万円
というように加速度的に資産が増えていくのがわかると思います。ちなみに51年目の1年の利息額はおよそ30万円です(最初は4万円)。いかに複利の力がすごいかがわかってもらえるのではないでしょうか?
資産運用はできるだけ若いうちに始めた方が良いというのは、この複利によるものなのです。20代の方なら60歳でリタイアするまでに40年の時間が利用できますが、40歳の方の場合は20年、50歳の方の場合は10年しかありません。
できるだけ早い時期に経済的自由を目指して資産運用(不労所得の確保)を始めることが大切なのです。
参考:複利の力を活用(資産運用と複利効果) |