証券会社の取引手数料の種類と特徴
証券会社が提供している手数料は大きく「取引ごと手数料」と「一日定額手数料」の二種類に分類することができます。
取引ごと手数料
取引一回ごとに手数料がかかるタイプの手数料体系です。ほとんどの証券会社では、スタンダード手数料などという名目で呼ばれている一般的な手数料です。例えば、300万円の取引をした場合、この300万円に対して一定の金額の手数料がかかります。
一日定額手数料
一日定額手数料とは、取引一回あたりの金額や、取引の回数に関わらず、一日の取引金額の合計に対して手数料がかかります。松井証券がボックスレートという名称で始めたのが最初で、今では多くの証券会社で導入されています。
非常に有利に見えますが、金額あたりの手数料の割合は一日定額手数料のほうが高く設定されています。
取引ごと手数料と一日定額手数料はどっちを選べばお得?
どちらを選べばおとくなのかは投資家の投資スタイルにより異なります。基本的に、一回の取引金額が300万円を越える投資家の場合、無条件で取引ごと手数料がお得ですが、一回の取引金額が少ない上、取引回数が多い投資スタイルの投資家の場合は一日定額手数料がお得になります。
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取引ごと手数料 |
一日定額手数料 |
1回の取引金額が大きい |
有利 |
不利 |
一日の取引回数が多い |
不利 |
有利 |
ただし、1回の取引金額が300万円超となる場合は、ほとんどの場合無で取引ごと手数料にしたほうがお得になります。(一日定額手数料の基準が300万円ごとの証券会社が多いため) |
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